ひ‐おうぎ【檜扇】‥アフギ
 1.檜(ヒノキ)の薄板を重ね、要(カナメ)を金物で留め、上端を白糸で綴り連ねたもの。衣冠または直衣(ノウシ)の時、笏(シヤク)にかえて用いるもので、板の数は、近世は二五枚または二八枚。女房の 檜扇は大翳(オオカザシ)または衵扇(アコメオウギ)をいう。
 アヤメ科の多年草。山野に自生し、高さ一メートル内外。葉は広い剣状で密に互生し、1. を開いた形に似る。夏、濃色の斑点のある黄赤色の花を多数総状に開く。黒色の種子を「ぬばたま」 または「うばたま」という。観賞用として栽培。カラスオウギ。漢名、射干。 季・夏